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サラリーマンとして仕事のある場所で自分の活躍できる場をひろげていく。移住はそのきっかけでしたが、広島での生活が気に入っています。

やりがいのある仕事、妻やこどもとの時間、島に渡ってひとり風を切るサイクリング、全てが充実しているのは、大きな地方都市と瀬戸内海の島々が近いからです。通勤・買い物・教育に便利な市街地に住みながら、半日で美しい瀬戸内海の島々に行って帰ってこられます。宮島にも、公共交通機関で散歩感覚で行けるのも魅力に感じています。

マツダへ転職された経緯は?

生まれは東京の西多摩でしたが、中学から大学までずっと埼玉で過ごし、そのまま埼玉で就職しました。
エンジニアとして車の電装品開発に携わってきましたが、ある時から装置をつくる側ではなく、自動車をつくるレベルから仕事をしたいと思うようになり、自動車会社への転職を考え始めました。
私のように40歳近い年齢での転職には不安がありましたが、マツダは、年齢ではなく業界の文化をよく知っている人を採用して、会社をより良くしていこうという思いが伝わってきました。私もそこに合致したのかなと思っています。
2014年の8月に採用が決まり11月には転職、現在ちょうど1年1ヶ月くらいになります(2015年12月時点)。開発に携わっている部品は変わっていませんので前職の経験を生かしつつ、生活の舞台は変わり、広島での新しい生活を楽しんでいます。

転職や移住について、ご家族の反応はどうでしたか?

妻の祖父母が広島県に在住しており、知らない土地ではありませんでした。結婚後も2年に一度くらいのペースで広島を訪れることがあったので、親しみもありました。
ただ、娘が幼稚園に入り、年少でようやく馴染んできた時期でしたので、転園させるのは抵抗もありました。
移住に対して妻の反応は微妙でした。専業主婦で私の仕事の都合で仕方なくついてきたという感じです。娘が年中から幼稚園に入ったということもあって、当初は父兄の方々との交流に不安がありましたが、杞憂に終わったようです。
娘はもう広島弁をしゃべり始めています(笑)。最初は少し寂しかったようですが、幼稚園にもすぐ馴染みました。子どもは早いですね。幼児の教育環境もそろっており、幼稚園以外でも、埼玉に住んでいた時と同じ習い事を続けることができました。

移住前後で広島の印象は変わりましたか?

移住する前の広島に対するイメージは「観光地」で、「住む場所」とか「働く場所」として考えたことはありませんでした。
広島で働くようになって実感したことは、「通勤」の快適さです。広島は、「住む場所」「働く場所」としてもいい場所だと思います。
私は、健康のことを考え、以前から通勤時になるべく歩きたいと思っていました。マツダは、JRの駅から降りて目の前に本社ビルがあるという近さにあるため、時間的な余裕だけでなく、精神的な余裕も生まれ、一駅前で降りて歩いています。自宅から会社まで、所要時間は1時間弱といったところです。

住まいはどのように決めましたか?

一番に考えたことは、子どもの教育環境です。
小学校や中学校まで、土地が平らで安全な道で通えること、自宅から近いこと、学校の児童数や雰囲気がいいこと。そして私自身のJR通勤可能な駅周辺であることを条件に、ネット検索のほか、広島に来て、地図を片手に距離感を調べたり、学校や地域の情報を不動産屋さんに聞いたりして情報を集めました。
いくつかに候補エリアを絞り、最終的に広島都市圏内の五日市に決めました。
五日市の駅付近は、「歴史のある広島のイメージ」とは少し異なり、始発もあるターミナル駅で、平地で区画整理されており、商業施設も整っています。何となく前に住んでいた場所に雰囲気が似ています。また、転勤者も多く流動的なようで、受け入れ態勢もよく街全体の雰囲気が良いです。

広島の生活は気に入っていますか?

私は、広島がすごく好きだし気に入っています。
正直、ずっと関東圏に居るつもりはなかったです。親もまだ元気にいてくれるので、どこか交通の要所の地方都市に一度住んでみたかったんです。広島は、近隣の中国地方や四国、九州にも近くて行きやすいですね。
私自身、元来市電が走る街が好きで、広島に住んだら市電を使うぞと楽しみに来ました。中心地に出かけるときや、宮島に行くときなどに便利に使っています。最近はアストラムラインもJRと新白島駅で接続するようになり、「本通り」に行くときはより便利になりましたね。適度に都会で自宅から歩いていける場所にショッピングモールや商店街もあります。

広島の中心部には、美術館やイベントがあるときに行く程度で、ほぼ住んでいる地区近辺(佐伯区、西区、廿日市)で完結しています。
また引っ越した当初、家のマンションから五日市港が見渡せるのも嬉しかったです。埼玉県は海がないので、新鮮でした。私の住んでいた西埼玉も自然が多い場所でしたが、佐伯区は港湾部から山間部まですべて揃っていて、凝縮されている楽しさがありますね。実家は、すぐ秩父に行けるような場所でしたが、広島はその距離感がすごく凝縮されている印象があります。
たとえば、湯来温泉や、もみのき森林公園など、海からすぐに秩父のような穏やかで静かな場所、関東で言うとミニ軽井沢的な避暑地に行けます。
一般的には、広島には温かい人が多いように言われていますが、個人的には、広島の人はけっこうズバッと言う人が多いような気がしています(笑)。当初はちょっとやりにくさを感じましたが、実は広島の人は面倒見がいいことは、仕事中でも街中の買い物時でも感じます。
食については、刺身醤油やラーメンなどちょっと九州よりな感じがします。来た当初は、「関東圏のラーメンが食べたい病」にかかりました(笑)。でも逆に今は、お好み焼き病です(笑)。2週間に1回くらいは食べたくなるほどハマってしまいました。

自然とのふれあいはありますか?

以前からサイクリングが趣味だったのですが、転職前後でペースダウンしていました。
広島に来てから、休日はなるべく家族で過ごしていたのですが、そうするとどうしても広島の美味しいものや酒で太り始めてしまったこともあって、復活させました。
1、2週間に1回くらいサイクリングに出かけていますが、1日丸々空けるのは避けて、半日コースでサイクリングに出かけます。
例えば、土曜の朝、家から1時間で宇品港に行き、せとうちサイクルーズPASS(サイクリング用運賃割引カード)でフェリーに乗ります。フェリーは鉄道と違い、自転車を分解せずに乗れるのが良いですね。江田島までは約30分ですが、潮風に吹かれながらコーヒーを飲む時間は至福の時で、旅行した気分になります。
江田島に着いたら、海沿いの道で島巡りをするのですが、信号はほとんどないし、景色もいいです。
瀬戸内海全体に言えると思うのですが、海が穏やかで、フェリーも揺れず使いやすいです。島が多くて、橋とフェリーで繋がっていて、宮島や江田島など行きたい場所にアクセスしやすいです。
新しい職場、知らない環境で、知らず知らずコミュニケーションに疲れた部分もあると思うのですが、島巡りのサイクリングでは、誰にも会わず、風の音しか聞こえない無音の世界に浸れて、いいリフレッシュになります。
車のドライブも楽しめる場所がたくさんありますが、公共交通機関と自転車の組み合わせで回れる場所がたくさんあります。

今後チャレンジしてみたいことはありますか?

夫婦共通の趣味があり、ずっと楽器をやっていました。私はファゴット、妻はフルートです。今は仕事が忙しく、また子どもも小さいので、なかなか練習に割ける時間がないです。でも、やっぱり音楽は復活させたいですね。
また、妻や子どもとなるべく一緒に過ごせるよう幼稚園の行事に積極的に参加したり、島巡りや、広島を拠点に県内はもちろん四国や九州にも観光に行きたいですね。

東京圏から地方へサラリーマン移住を検討している方へメッセージをお願いします。

私自身「広島でやっていけるかどうか」という不安はありませんでした。もちろん新しい会社の中でやっていけるかどうか不安はありましたが、社内でも温かく迎えてもらえました。
あまりポジティブではなくて申し訳ないのですが、広島県はあまり地方的ではなく寂れていないです。地方と言っても、海外赴任ではないので、言葉は通じますし、食べるものが変わる訳ではありません(笑)。
サラリーマンとしての立場で言わせてもらうと、仕事がある場所へ行くしかないと思っていますが、地方移住により仕事も生活もより豊かに充実したものにできる可能性はあると思います。

平日の過ごし方
6:00

起床

7:00

出勤
徒歩とJRで通勤しています。

8:00

仕事開始

20:00 仕事終了

21:00

帰宅
家族と過ごします。

ある休日の過ごし方
5:00

起床

6:30

この日は自転車で広島市の宇品へ
自宅から宇品港まで自走します。

7:30

宇品港に到着。フェリーで江田島へ
フェリーの上で潮風に吹かれながらコーヒーを飲む時間は至福の時です。

8:00 島内をサイクリング
風の音しか聞こえない無音の世界に浸れて、いいリフレッシュになります。

11:00

江田島からフェリーに乗船
海が穏やかなので、フェリーは揺れません。

12:30

帰宅
半日で島に行って帰れます。

午後

家族と買い物や遊びに出かけます

山田 竜一さん

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