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INTERVIEW

やらないで後悔するより挑戦。人生の「岐路」で、これまで積み上げてきたことをベースに新しい分野に転職。リスクはこれまで培ってきたものでカバーできる。

泉山 朋大さん

茨城県 → 広島県
2015年
青森県生まれ 家族3人暮らし(妻・娘) マツダ株式会社 車両開発本部

遺伝子研究から自動車の衝突性能開発へ。漠然と更なる仕事のやり甲斐を求めていたが、子どもが生まれた時に岐路が訪れた。初めての土地・広島の大企業への転職。妻は微笑んで「夫が職場の話をよくしてくれるようになりました。」

マツダへ転職された経緯を教えてください?

【朋大さん】
出身は青森ですが、高校から関東に出て、その後ずっと関東に在住していました。前職は、大学の研究職です。ヒト遺伝子の機能を明らかにし、生命現象や疾患発症のメカニズムを解明する研究に携わっていました。

研究室の移動で勤務先が茨城に変わったことが転機となり、日々の車通勤の中で自動車への興味が湧いたこと、また子どもが生まれるということもあり、今後の人生について考え始めていました。
これまで培ってきた知識やノウハウを生かしながら、自動車にも関われるような職種があればと望んでいた矢先、マツダの採用募集が目に入り、自分のこれまでの経歴が役に立つ仕事があるならと応募し、採用させて頂きました。
配属された職場では、万一クルマが衝突した際にお客様の安全を守るために、車両構造やエアバッグ・シートベルトなどの安全デバイスを日夜研究しています。
「世のため、人のために」という姿勢が、まさに私がやりたいと考えていた仕事と合致しています。

奥様は広島移住の話をどのように思われましたか?

【飛鳥さん】
私は、埼玉で生まれ育ち、大学卒業後は関東で働いていました。広島は修学旅行で一度訪れたことがある程度で、「住む」イメージはありませんでした。
夫からマツダへの転職の話を聞いた時は正直なところ戸惑いましたし、広島には知人や親戚がおらず「友達ができるかな?」という不安もありました。
でも、夫のマツダで働きたい意志が固まっていましたし、私と子どもは一緒に行くしかなかったのは事実です。お互いの実家からも遠い場所なので、「何かある度に親に頼ることはできない。自分で色々調べて頑張っていこう。」と決意しました。
移住先としては、まだ子どもが小さいので、子育てのしやすさを考えて、支援センターや幼稚園・学校の選択肢も多い府中町を候補に挙げ、府中町内の夫が通勤しやすいJR天神川駅から徒歩15分圏内で探しました。茨城から府中町の不動産屋さんに直接問い合わせて家を決めてしまいました。

移住後の広島の印象はどうでしたか?

【朋大さん】
私は、広島へは一度も来る機会がありませんでした。イメージとしては、原爆ドームや呉の海軍基地など歴史的に、日本の重要拠点という印象をもっていました。
実際に来てみると、交通網が発達していて移動しやすく、大変住みやすい場所です。ただし、家の周辺は一方通行も多く、道も少し狭い感じはありますね(笑)
私自身は、広島で生活することに最初から全く違和感はありませんでした。
休日は色んなところに出かけていますが、どこも新鮮で観光気分になれます。
キャンプが好きなので、家族や仲間と近所の水分峡(みくまりきょう、府中町)に行ってバーベキューをしたり、しまなみ海道で海水浴に行ったりしています。長期休暇時にはフェリーに乗って松山や道後温泉(愛媛県)にも行きました。
それから、広島に雪のイメージはなかったので、県内のスキー場の多さにはびっくりしました。地元では、幼少期からスキー三昧だったので、またそれができると思うとうれしいです。
景色で凄いと思ったのは、瀬戸内の島が点在する風景です。宮島に行って弥山の頂上から周囲を一望する景色は絶景で、ここにしかない広島独特のものだと思います。お好み焼きや牡蠣をはじめ美味しい食べ物もたくさんあり、三大銘醸地のひとつ西条(東広島市)など、酒蔵もあちこちにあって私にとっては天国にいるようです(笑)

【飛鳥さん】
私も住むことに関して不便を感じることがありません。広島は、有名デパートも多く家の近所にも大型ショッピングセンターがあり、ショッピングも楽しんでいます。
今お気に入りの場所は、「広島そごう」の横のパセーラ内にある「ボーネルンドあそびのせかいキドキド」です。子どももよく動いて遊び楽しそうです。そのついでに、お友達とカフェでお茶して帰ったりすることも多いです。
広島には地下街(シャレオ)もあって、雨の日も動きやすいので良いですね。
子どもを連れて行けるカフェも街中や郊外にいくつもあります。安佐南区の「カフェ・リトルティーポット」は子どもが遊べるスペースのある古民家カフェで、ゆっくり食事を楽しめます。
最初は、府中町の支援センターへ行って、同じ月齢の子をもつお母さんたちと話してお友達をつくりました。また、「キドキド」など子どもの集まる場所で、お母さんとお話してつながりが広がることもあります。さらに、移住者の方々が集まる「ママのネットワーク」みたいなものがあると心強いなと思います。
広島は、東京の都心的な面と、埼玉の郊外のような面と、自然の3つが、ギュッと詰まっている感じがあります。

転職後の仕事はいかがですか?

【朋大さん】
前職と職種が異なるので当たり前ですが、随分変わりました。前職は職場の人数も限られ、仕事内容は基本的に「個」が中心でした。自分の考えやアイディアで物事を進め、成果は論文で世の中に発表し、それを評価してもらって初めて自分がやっている事に価値が得られるというのが普通で、それはそれでシビアでした。
転職してまず圧倒されたのは職場の広さと人数の多さです。仕切りのない空間にデスクが整然と並び、ディスカッションが絶えず、活気があります。

仕事は「チーム」単位で進めるので、人とのコミュニケーションや繋がりが大切だと感じています。

最初は戸惑いましたが、皆さんフォローしてくれるし、快く受け入れてくれているので、 すぐに慣れ、自分の立ち位置や役割も実感できています。また、上司にも気軽に相談できる環境があり、必要に応じていつでも周囲の協力を得られるとても働きやすい職場です。
仕事自体はこれまで経験したことの無い業務も多く、日々が「挑戦の連続」ですが、社内に活気が溢れ達成感ややりがいを感じ、充実感を持って仕事を進められています。転職して本当に良かったと思っています。

【飛鳥さん】
夫が職場の話をよくしてくれるようになりました。これまでより、人間関係にいろいろな広がりが持てることが嬉しく張り合いがあるようです。私から見ても、充実しているんだなあと感じます。転職して良かったと思います。

サラリーマンとして移住を考えている人へメッセージをお願いします。

【朋大さん】
広島への移住を検討しているけど不安でなかなか一歩を踏み出せないなら、考えるよりもまず広島に来てみてはいかがでしょうか。住めば都じゃないですけど、本当に住みやすくて人にもすぐ馴染めます。

一つの会社に入ったらそこでずっと一つの仕事をやっていっていくのが普通だと思うのですが、節目節目で自分にとっての「人生の岐路」みたいなものが絶対あると思います。

私の場合は、漠然と仕事に対する更なるやり甲斐を求めていた中で、子どもが生まれた時が岐路になりました。

その時、これまで自分が積み上げてきたことをベースに、全く違う分野へ視野を拡げてみようと思ったんです。

たしかに積み上げてきたものがゼロになるリスクもありますが、人間、たいていの苦難はその気になれば、やってやれない事はないと思います。もちろん、周りのサポートも必要かもしれませんが。私の場合、妻の存在があったことも大きかったと思います。

人の考え方はそれぞれですが、私はやっぱり挑戦したい。やらないで後悔することはしたくないと思っています。

泉山さんの平日の過ごし方

6:00 起床
8:00 出勤
自宅から会社まで徒歩で30分の距離に住んでいます。
仕事
19:30 帰宅
家族と過ごします。
夕食など
23:00 就寝

泉山さんの休日の過ごし方

6:00 起床
7:00 近場の公園へ
子どもと散歩します。
9:00 朝食
家族と買い物や遊びに出かけます
広島市内には、デパートが多くショッピングも楽しめます。
17:00 帰宅
18:00 夕食
21:00 就寝
泉山 朋大さん

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