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INTERVIEW

扇さん夫妻が世羅町に移住を決めた理由は『人』。 無理をしない、無視をしない。そんな適度な距離感で接してくれることが世羅町の居心地の良さ

扇 義則 / 扇 珠絵さん

神奈川県→広島県世羅町
2018年
義則さん(44歳)世羅高原農場・花夢の里 勤務
珠絵さん(34歳)アルバイト

神奈川のカラオケ店で店長とスタッフとして働いていたご夫婦。厳しい深夜労働と遠距離通勤、そして突然やってきた全従業員の不当解雇。「現在は世羅町花の農園で働きながら、文字通り地に足のついた生活を満喫しています。」

移住の経緯を教えてください。

義則さん)
私たちは神奈川に住み、県内の同じカラオケ店で働いていました。夕方出勤して、早朝に帰宅。昼過ぎに起きるという日常でした。私はその店の店長をしていました。

珠絵さん)
ある時、親戚が亡くなり、広島県三原市の土地を引き継ぐことになった父から「管理するの大変だからお前ら住むか?」と冗談で言われたんです。その時仕事に疲れていたせいか、「地方に移住もありかな」とずっと頭の隅っこにありました。

義則さん)
その頃、勤めていたカラオケ店にトラブルがあって、私たち2人を含めて全従業員が不当解雇になってしまったんです。ショックでした。途方に暮れ、移住のことが頭をよぎったんです。

私は福岡出身なので西方面に行くことには抵抗がありませんでした。そこで有楽町の「ひろしま暮らしサポートセンター」で知った、世羅町移住体験ツアーに応募。生まれて初めて世羅町を訪れました。そこで世羅町役場の担当者である藤川さんが「力になりたい」「何でも言って」と親身になって寄り添ってくださって。

珠絵さん)
藤川さんはたくさん話を聞いてくれ、世羅町のことなどをたくさん教えてくださって。初対面だったのに、まるで久しぶりに会った親戚のような懐がある方だったんです。お話を聞いてもらうだけでも泣きそうになっちゃって。

「藤川さんの住む世羅町は絶対いい町だ!」と容易に想像でき、藤川さんの魅力に引っ張られるように世羅町の移住を決めました。

住まいはどうやって決めましたか

義則さん)
役場の方に協力していただいたり、インターネットなどを利用して探しました。

せっかく世羅町にきたのだから広い中古の一戸建てでも購入してリノベーションすればいいのでしょうが、ずっと都会のマンション暮らしをしていた私たちに、そんなことは到底できそうにない。だから無理をせず賃貸物件を見つけました。

仕事はどうやって決めましたか

義則さん)
神奈川のハローワークとインターネットで見つけました。私は元々デザインや音楽をやっていた経験があるし、カラオケ店ではさまざまな人の接客もしてきました。だからサービス業に絞りました。そこである会社に就職できたのですが、職場と合わず退職。そして次に見つけたのがこの世羅高原農場です。

今の上司に「一緒に汗を流そう」と言ってもらえ感激しました。「世羅高原農場」は他にも「世羅高原 花の森」と「花夢(かむ)の里」合わせて3つの農場を持っていて、私は「花夢の里」で主に芝桜とネモフィラの花畑の世話を担当。シーズンオフは他の2つの農場にヘルプに入ったり、イベント企画などの仕事をしたりしています。昔やっていた音楽が「無形のアート」なら、花は「有形のアート」だと毎日感じています。

珠絵さん)
私は当初、世羅ワイナリーに入社しましたが、彼と休日を合わせるために転職。今は税理士事務所でアルバイトをしています。

暮らしはどう変わりましたか

義則さん)
神奈川に住んでいた頃は、夜に働いて昼間に寝る日々でした。でも世羅町に来てからは朝、目覚めて仕事に行き、陽を浴びながら土を触って汗を流し、同僚やお客様と笑って仕事ができる。とても「人間らしい生活」になりました。

こちらに来てよく笑うようになったんですよ。休みの日にはギターを弾いたり、本を読んだりとのんびりした休日を楽しめています。

珠絵さん)
どんな仕事をしていても、一番心を砕くのは人との関わりではないでしょうか。首都圏での仕事はそれに疲れていました。

だけど世羅町の人たちは、おおらかと言いますか、押し付けがましくなく無視もせず、絶妙の距離感で私たちに接してくれるんです。昨日もご近所さんからキュウリをいただいたし。移住してきた者にとってとてもありがたい距離感なんです。

世羅町役場の藤川さんとは今も3ヶ月に一度のペースでランチに行っています。私は彼女を「世羅の姉」だと勝手に思っているんですよ。

移住して困ったことは

義則さん)
お金ですね、税金です。こちらに移住してからの私たち2人の年収は、以前私がカラオケ店の店長をしていた1人分よりも低くなりました。だからこちらに来て1年目の税金の支払いが大変でした。これは想定していなかったので厳しかったです。

それに世羅町では車が必須ですし、引っ越し代などまとまったお金が必要ですから、移住をするならもっと貯蓄が必要だったなと痛感しました。

珠絵さん)
でも2人分の失業保険、再就職手当など、ハローワークで様々な手当てがあることを教えてもらえました。この手当があったから移住、引越しなどの費用が賄えました。でも本当に貯金は必要ですよ(笑)。

これからの目標は

珠絵さん)
神奈川にいた頃は、仕事をしているか寝ているか、という生活でした。これからはたくさん趣味を持ちたいです。例えば絵を描く、ハンドメイドやDIYなど。少し精神的な余裕が持てた今なら、やってみたかったことができそうな気がしています。

義則さん)
子どもを作ってこの町で育てたいですね。こういった自然の中で、花や虫に囲まれて、どろんこになって、のびのび育ててみたい。世羅町ではそうした豊かな暮らしのイメージができます。神奈川に住んでいた頃には考えられないことでした。

この会社で仕事を始めてちょうど一年。植物の育成やイベントなどを1年間経験できたし、ボーナスももらえました(笑)。ボーナスって嬉しいものですね。ようやく経済的にも落ち着いてきたので、家族を増やしたいですね。

平日

6:00 起床、出社準備
7:20 出社
8:00 勤務開始
10:00 休憩
12:00 昼休み
15:00 休憩
17:00 退社
18:00 入浴、夫婦の会話、リラックス、夕食を作る
21:00 夕食
23:00 就寝

休日

9:30 起床、夫婦で家事を手分け

12:00 昼食を兼ねて買い物へ
15:00 帰宅して昼寝
18:30 会話や入浴、夕食作り
21:00 夕食
24:00 就寝

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