ログイン
INTERVIEW

大切にしたい風景は地元にあった。 これからは地域に貢献できるデザイナーに。

本田あやさん

東京都→広島県三原市
2020年
デザイナー・イラストレーター

生まれ育った三原市を離れ、上京してフリーランスのデザイナーとしてキャリアを積んでいた本田さん。やがて東京の暮らしに少し疲れ、「海のそばで暮らしたい」と移住を決意。鎌倉や逗子など数年間リサーチした後、ようやく決めた移住先は、地元三原だった。

移住のきっかけを教えてください。

私は三原市出身で、高校卒業後、大阪のデザイン系の専門学校に進学。東京のデザイン制作会社に就職をしました。2年半ほど働いて退社し、都内でフリーランスのデザイナーとして8年ほど過ごしました。その頃、30歳を過ぎていたのですが「東京に疲れたな」と感じ始めていたんです。

東京にいるとお金もかかるし、人は多いし、仕事がうまく捗らない時もある…。どこか海の近くに住みたいな…、とモヤモヤした期間が2年くらいありました。そこで東京に近い鎌倉や逗子あたりの移住を考え、物件まで探していたんです。ところが思ったより家賃が高かったことや、実際に海沿いを歩いて、私が求めているのは瀬戸内の穏やかな海だということに気づき、それなら地元広島に帰ってもいいんじゃないかと思い始めました。それがUターンをする2年前のことです。

Uターンの方法はどうやって調べましたか?

まずTwitterで何か情報が得られるかと思い「広島」「移住」と検索しました。するとたまたまHIROBIROの「大人女子移住セミナー開催」のお知らせを見つけたんです。「今の私にぴったりだ」と思い参加。そこでは瀬戸内海の島でパン作りをされている女性のお話を聞きました。島でご自分の好きなことで生計を立てて輝いている方を目の当たりにし、そのセミナーでは大いに刺激をもらいました。

そこで移住先を探すにあたり広島県内の海辺の町、福山、尾道をターゲットに。また新しい取引先を探すには広島市内もいいかなと思い、市内のシェアオフィスを紹介してもらったり、移住者のお話を聞いたりしました。この時、事前調査用の片道交通費支援制度を活用させてもらいましたね。でも結局、どの町も決め手がなく、自分が住むイメージが持てずにいたんです。

その後も何度か広島に足を運んで、最終的に決めたのは生まれ育った三原でした。実家は三原港から近く、願っていた通り、海のそば。イメージしていた暮らしは意外と身近にありました(笑)。そこで、デザイナーとして地元三原に貢献できればいいなと思い至り、2020年2月に三原市の実家に戻りました。

Uターンしてまず何をしましたか?

Uターンする2ヶ月前に、東京で三原市を題材にした地域活性のセミナーに参加。そこで三原の町づくりをされている方を紹介してもらい、地元とのつながりを作りました。そしてUターンしてからは同世代の方たちの集まり、サードボックスに参加させてもらうようになり、私も一緒に地元を盛り上げられたらいいなと感じたんです。
そして車の免許も取りに行きました。高校を出てすぐに大阪と東京に住んだので車は必要がなく免許を持っていなかったんです。

仕事はどうしましたか?

幸いにも今やっているデザインはパソコンと電話があればできるので、東京の取引先とは変わらずに仕事を続けさせてもらっています。以前のように顔を見ながらの打ち合わせはできませんが、そういう時は ZOOMや電話等でしっかり打ち合わせをすれば問題ありません。Uターンした直後、コロナの影響があり一時的に仕事は減りましたが、現在は順調に進めています。

三原の仕事も少しずつ増えていて、地域活性化に力を入れている(株)まちづくり三原さんやサードボックスのメンバーからイベントのフライヤーデザインやイラストなどをご依頼いただいています。また三原市の名所や名物を自分のイラスト、デザインで表現したオリジナルグッズも制作しました。三原駅前で開催した創業マルシェなどで販売し、(株)まちづくり三原さんの紹介でお土産屋さんにも置いてもらっています。

このグッズのデザインコンセプトは?

三原にはまだまだ知られていない良いものがたくさんあると思い、デザインをきっかけに広く知ってもらえる方法はないかと考えました。そこで今までの雑貨デザインの経験を活かして、三原の新しいお土産になるようなグッズを作ることにしました。マスキングテープやカレンダーなど、普段使いしてもらえるような親しみやすいデザインにしつつ、鮮やかで目を引くような色使いを心がけています。

デザイナーとして三原にどんなことができそうですか?

デザインは商品を手にとったり、人を動かす上でとても重要なものだと思います。三原は新幹線、空港、港、海、山、おいしい食べ物のある恵まれた町。その良さをデザインを通してもっとアピールしていきたいですね。地域活性のために頑張っている方と一緒に過ごすことによって、ますますその思いを強くしています。

今は三原のリノベーション実践塾というプロジェクトに参加しています。駅周辺の空き家をどんなふうに再生させるかを考えてプレゼンし、活用していくまでのプロジェクトです。中小企業診断士や建築家など専門家の方にも入ってもらい、相談をしながら一緒にリノベーション案を考えていくのが楽しみなんです。

移住を考えている人にアドバイスを。

今東京で暮らしていて、コロナのこともあり「このまま東京にいてもいいのかな」と感じている人は多いと思います。私も最初はなんとなく、セミナーに行きお話を聞いたことによって、広島にUターンするためのいい発見がありました。有楽町の相談員の方もやさしくて、「海のそばに住みたい」という漠然とした私の思いにもきちんと対応してくださいました。誰かに話したり、聞いたりするだけでも新しい道が開けると思います。

平日

8:00 起床、朝食
10:00 仕事スタート
12:00 気分転換に外でランチ
13:00 打ち合わせ
仕事
18:00 終了
夕食づくり、夕食
20:00 テレビを見たり、ゲームなどで寛ぐ
24:00 就寝

休日

8:00 起床、外出準備
10:00 JRで広島市内に向かう
11:00 友人と会いランチ 
雑貨屋、カフェなどを視察がてら散策
18:30 友人と夕食を食べる
20:00 JRに乗る
21:30 帰宅 
24:00 就寝
本田 あや

関連インタビュー

INTERVIEW

アビアビ







LINE