HIROBIRO.ひろしま移住ストーリー2021 〜先輩移住者からのメッセージ募集〜 HIROBIRO.ひろしま移住ストーリー2021 〜先輩移住者からのメッセージ募集〜

広島、ええところじゃけぇ、好きなんよ!

特別賞
Snoopyさん
30代前半
静岡県から移住
会社員(正社員)

広島のことが大好きなベトナム国籍Snoopyと申します。

中学生時代、歴史の授業で、原爆のことを勉強していました。その時、広島はどんな町なのか、いつか行ってみたいなと思いました。十数年経って、今広島に住んでいるとは本当に思いませんでした。

昔、広島のある企業のホーチミン支店で働いていたのが広島とのご縁の始まりでした。

その後、日本へ留学に決心し、静岡に来ました。専門学校在学中の時、その会社の訪問に一度広島に遊びに来させていただきました。広島は本当に穏やかで、自然豊かな街だと感じました。
そして、専門学校を卒業し、大学は広島に決めました。

大学時代、担任の先生をはじめ、先生の方々、そして学生支援室の方々のサポートで、勉強と共にボランティア活動、交流活動を充実できて、有意義な日々を送ることができました。例えば、北広島町の雪まつりで、市民の皆さんと交流したり、ベトナム料理を一緒に作ったり、一方、皆さんから日本の文化(神楽など)を教えて頂きました。本当に楽しくて、いい体験になりました。寒がりの私が、その時雪の温かさを感じました。

3年前、西日本豪雨の時、広島市の府中町で土砂崩れで家が埋められたところでボランティア活動に参加しました。したら、大家さんのお婆さん、お爺さんからたくさんの野菜をもらいました。ボランティア活動が終わった日、お別れでお婆さん、お爺さんが涙が出ました。

「ありがとうね。本当に助かった。これからも広島で頑張ってね。」という一言で私も思わず泣いてしまいました。大変な状況でも楽観的に過ごしていらっしゃっているお婆さん、お爺さんから元気と勇気をいっぱいもらいました。

その他にアルバイト先であったセブンイレブンの店長さんとオーナーさんも優しい方で親のように色々お世話をして頂き、心強く大学生生活を過ごしました。私が初めてのベトナム人バイトで、今たくさん私の後輩を雇ってもらってるようで、本当にありがたいことです。私も、転職活動をしている間、またそこでバイトをさせてもらっていました。

 

ところで、お好み焼きとの思い出があります。

広島に来たばかりの頃、初めて行ったお好み焼きのお店は横川町の「えん」というお店です。

メニューの見方を間違えて、焼きそば入りのお好み焼きを注文しました。

したら、出たのはお好み焼きと焼きそばが出てきました。ちょっとびっくりして、「焼きそば入りのお好み焼きを注文したのですが、、、」と言った時、お客さんからパパと呼ばれて 店主さんが「ええ?」と驚いた顔をしながら、笑顔で「焼きそばはサービスしてあげるよ。」と言ってくださいました。ちょっと恥ずかしかったですが、思い出になりました。

その後、行きつけのお店になり、そのお店に来ていたお客さんの方々と仲良くなって、また色々な ご縁に繋がりました。今はお店なくなって、寂しいですが、今でも皆さんと時々連絡取り 合っています。いつも応援して頂く優しい方々です。それはパパのお陰です。

早いもので、来日して11年、広島へは9年経ちました。第二ふるさとだと思っています。本当に好きです。両親も広島にお呼びすることができ、様々なところを案内して、「広島はとても綺麗で平和な町ですね。」と安心して帰ってもらいました。県外から遊びに来てくれた友達も、広島のお好み焼きを味わい、宮島で焼き牡蠣を食べて、三段峡など行って、満喫してもらえて、自分も嬉しかったです。

今、自分のSNSで広島のことをベトナムや世界の友達へ発信しています。今年HIT広島観光大使に登録させて頂きました。

今年、永住権を申請し、3月に幸い良い結果が出て、許可をもらう日を広島に来た記念日であった3月15日にしました。

最後に、広島で出会って、お世話になった、なっている方々へ恩返しできるように、広島愛を込めて、これからも外国人から見た広島の魅力を一人でも多くの人に伝えて行くことと共にベトナムと広島との懸け橋になれるように、日々小さな貢献から行って参ります。

広島に来て、本当に本当に良かったです!

記事を最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

受賞作品